Webアプリは無料で公開できます。ポートフォリオのようにファイルを配るだけなら、静的ホスティングの無料枠が候補です。ログイン後に予約を保存したり画像をアップロードしたりするなら、実行環境に加えて、予約データや画像をどこに保存するかも考えます。サイトが表示される条件と、データを残し続けられる条件は別々に確認します。
この記事の内容
作ったもの別に、無料で公開できる範囲を見る
静的ホスティングの無料枠。
実行環境の停止条件を確認。
DBの期限・容量・復元手段も確認。
| 作ったもの | 公開先の例 | 無料で使うときに確認すること |
|---|---|---|
| HTMLやビルド済みファイルで作る作品集 | GitHub Pages / Cloudflare Pages | GitHub FreeのGitHub Pagesは公開リポジトリで利用可能。主に商取引を行うサイトやSaaSの運営には用途の制限がある。Cloudflare Pagesは無料プランで月500ビルド。GitHub Pages公式の制限・Cloudflare Pages公式の制限 |
| たまに使うNode.jsやPythonのデモ | RenderのFree Web Service | 15分間受信トラフィックがないと停止し、次のアクセスで起動する。Render公式の無料枠 |
| DB付きの短期デモ | RenderのFree Web Service+Free Postgres | 無料Postgresは作成から30日でアクセスできなくなる。無料のWebサービスのローカル書き込みも再起動・再デプロイなどで消える。Render公式の無料枠 |
サービス仕様は2026年11月3日確認。公開前に公式ページで利用条件を確認してください。
静的サイトなら、無料枠に収まりやすい
作品一覧をHTMLに書き出し、画像やCSSと一緒に配信するなら、リクエストごとにアプリを起動する必要がありません。画像を多く載せる場合は、容量と転送の制限を確認します。問い合わせフォームを足す場合は、フォームの受け付けにも別の制限があるので、月に何件届くかを含めて見積もります。Cloudflare PagesでFunctionsを追加すると、そのリクエストはWorkersの枠に数えられます。Cloudflare Pages公式のFunctions制限
無料のWebサーバーは、待てるデモで使う
作ったAPIを知人に数日見てもらうなら、最初のアクセスで待ち時間がある構成でも運用できます。フォームの応答を待つ利用者がいる場合や、送信元に応答期限があるWebhookでは、起動待ちが問題になります。無料Webサービスで試すなら、時間を空けてからブラウザで開き、Webhookは送信元のタイムアウト・再送条件も確認します。Render公式のアイドル停止
PostgreSQL付きのデモを1か月以上置くには
Renderの無料Webサービスには、ワークスペース全体で月750時間の稼働枠があります。複数のデモを置くと枠を共有し、使い切ると同じワークスペースの無料Webサービスは翌月まで停止します。Renderは無料インスタンスを学習やテスト用途向けとしています。Render公式の無料インスタンスと月間利用枠
Renderの無料Postgresは期限切れ後にアクセスできなくなり、14日間の有料化猶予を過ぎると削除されます。管理されたバックアップもないので、続ける予定なら期限前にデータを移すか、エクスポートします。Render公式の無料Postgresの条件
月に数回触る自分用のデモなら、Renderの無料Webサービスと、利用期限のないNeonの無料PostgreSQLを組み合わせる手もあります。Neonの無料枠は1プロジェクトあたりストレージ1GB、月100 CU時間(DBの計算リソースと稼働時間を掛けた量)です。Render側では起動待ちに加え、外部DBへの接続などでインターネット向けの通信が異常に多いと、無料Webサービスが停止され、再開には有料化が必要になる場合があります。Neon公式料金表・Render公式のサービス発通信の制限
Neon側も、5分間利用がないとDBの計算処理が停止し、次の接続で再開します。この停止で保存済みのデータは消えません。月間の計算枠や外向き通信枠を使い切ると、次の請求期間または有料化まで停止します。Neon公式の無料枠と超過時の扱い
利用者のデータが入る前に、有料化の条件を決める
たとえばサークルの予約アプリなら、予約が無くなると活動に影響します。DBの利用期限、バックアップと復元の可否、ファイルの永続化を見て、最初の予約を受け付ける日までに必要なプランを決めます。外部DBの無料枠を組み合わせる場合は、アプリが動いていてもDB側だけ停止や上限到達が起こり得るので、両方の条件を確認します。
起動待ちが利用者やWebhookの許容時間を超える。
利用期限や復元条件が実データの扱いに合わない。
通信・ビルド・DBなどの利用が上限に近づく。
| 運用中に起きること | 公開前に決めておくこと |
|---|---|
| Webhookが起動待ちで応答期限を超える | 受付経路を変えるか、アイドル停止のないプランへ移す |
| デモのDBに実データが入る | 期限の扱い、バックアップの保持期間、復元方法が要件に合う構成へ移す |
| 画像やビルドの利用が枠に近づく | 管理画面で使用量を見て、通知の有無と、超過時に停止するか請求されるかを確認する |
日本向けのWebアプリを継続運用する場合は、KamuiDashも比較に入れられます。静的ページ、Webサーバー、DBで必要なものを分け、料金表の条件を確認します。KamuiDash公式のアプリ種別・公式料金表
無料で始めるなら、最初に「公開する期間」「応答まで待てる時間」「失うと困るデータ」を書き出します。その3つが変わったタイミングを有料化の判断に使えば、アクセス数だけでプランを決めずに済みます。
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GitHubからWebアプリを公開する方法は、KamuiDashで確認できます。